減少傾向とはいえ、まだまだ多い自動車盗難。2016年度に報告発表された盗難台数は13,000台以上にも上ります。所有者の方全員が万全の対策をしておくことが望ましいですが、盗難されやすい車種が存在するので該当車をお持ちの方は特に要注意です。
3年連続で1位プリウス、 2位ハイエース、3位ランドクルーザー、4位アクア となっています。
下記のデータは、日本損害保険協会が行っている「自動車盗難事故実態調査」によるものです。このランキングを見て頂くと分かりますが、「トヨタ車」が非常に多く盗まれているのが分かります。
それは何故なのか?その理由は「トヨタブランド」が海外でとても人気が高いためです。日本では、BMW、アウディ、ベンツなどの外車が人気があるように、海外ではトヨタ車の人気が非常に高いです。
また「トヨタ車」は故障しない、燃費が良い、よく走る、この3拍子が揃っていること、後は何と言っても「Made in Japan 」と言うだけで、海外での信頼性が全然違うようです。
特にハイエース、ランドクルーザー、ハリアーなどは、悪路を走るアジア圏内では大人気の車種となっていて、その他にもパーツが高く売れる、世界のどこに売っても基本的に高く売れるなど、このような理由から、トヨタ車が多く盗まれる傾向にあるようです。
また、ハイエースは2013年まで7年連続ワースト1位でしたが、2014年から盗難被害件数が大幅に減少しました。その理由は、2012年5月発売モデルから盗難防止装置である「イモビライザー」が全車標準装備されたことで大幅減少に繋がっています。
逆に代わって、ワースト1位となってしまったのはプリウスです。被害件数は前年とさほど変わらないのですが、ハイエースの被害が減少したため、ワースト1位となってしまいました。
防衛策として考えられるのは、バー式ハンドルロックやタイヤロック、警報装置などの盗難防止機器を搭載する、防犯設備が充実した駐車場を利用するなど、複数の防衛策を講じて自己防衛を行う必要があります。
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