高齢者ドライバーのオーナー様。
「アクセル踏んでも動かない」ということでレッカー車で弊社に搬送されてきました。
マニュアル車という事でクラッチが滑ってしまい全く動かない状況でした。
オーナー様に聞くと原因は、半クラッチの使い過ぎ。信号待ちでクラッチに軽く足を乗せるクセがあるそうで
これらがクラッチをすり減らす原因で最終的に、走行不能となります。
さっそく、クラッチを交換していきます。
クラッチは車体の下側にあるので車体を持ち上げて交換します。
トランスミッションを下ろしていきます。
クラッチディスク、クラッチカバーがこんな状態になっています。
新品と比べるとクラッチディスク、クラッチカバーの状態が一目瞭然です。
ミッション側に付いているレリーズベアリングも交換します。
(ベアリング左が新品です)
通常のクラッチ交換はここまで交換するのですが・・・。
なんと!交換する必要がないフライホイールが大変なことになっていたんです。
クラックが入っているんです。
こんな状態は初めてみました。
これも交換します。
あとは組み付け、点検、試運転して完成です。
エブリのオーナー様は約2年前にも同様な症状で入庫されました。
2年でクラッチがダメになってしまうのは運転の仕方(クラッチの使い方)に問題があるので
一緒に乗ってクラッチが減りにくい操作方法を教えました。
これで2年でクラッチがダメになることはないので
これからも安全に車を運転してください。
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